脊柱管狭窄症の画像診断-MRI

MRIとは、磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略で、磁気を使った検査(MR検査)の一種です。MR検査には、MRIとMRA(磁気共鳴血管撮影)の2種類があり、脊柱管狭窄症の場合はMRI検査となります。

MRIは、磁気を体内の水分に反応させて体の断面画像を作り出します。磁気波は水分を含まない骨にほとんど影響されないので、CT検査(別参照)では骨に隠れて写らない臓器も撮影できます。また、水分量の違いによって、各部の構造や変化などがわかります。

MRIは断面画像を作り出すわけですが、体の横断面だけでなく、縦断面や斜め断面などの画像も自在に撮ることが可能です。

長所としては、X線による被爆がないということで、逆に短所としては、CTのように息を吸ってから止めるのではなく、息を吐いてから止めるということで、撮影時の息止めが多少苦しいようです。部位によっては息止めが不要で、脊柱管狭窄症の場合はやはり必要になると思います。

どのように検査をするかということですが、まず検査台に仰向けて寝ます。そして、ガントリーという筒状をしたトンネルのようなものの中へ検査台を移動させ、磁気を当てます。

ですので、磁気に反応するもの(メガネや時計、磁気カードなど)は検査台には持ち込めません。義歯、人工関節、人工弁をつけている人も、事前に申し出ておく必要があります。女性の場合、化粧品に金属が含まれている場合がありますので、化粧は落として行います。

特に注意すべきなのは、心臓ペースメーカーをつけている人や動脈瘤クリップ術後の人で、このような人はMRI検査を受けることができません。

ガントリーに移動して検査が始まると、耳もとで騒音がします。また、閉所恐怖症の人は不安になるかもしれません。検査時間は30~50分と長いですが、動くと検査ができないので我慢してください。ただし、検査中に気分が悪くなった場合は、口もとにあるマイクで速やかに申し出ましょう。

MRIも、レントゲン同様造影剤を使用する場合があるようです。

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