脊柱管狭窄症の画像診断-CT

CTとは、コンピューター断層(Computer Tomography)の略です。

体の部位に小刻みに当てたX線の通り抜けた量を測定し、その情報をコンピューターで処理して人体の輪切り状の画像を作り出し、体内の様子を調べる装置です。レントゲンではわからない部位を撮影したり、より鮮明な画像を撮ることができます。

CTもMRIと同じく、検査台に仰向けに寝て、ガントリーの中に移動させていきます。MRIと違う点は、MRIは磁気を、CTはX線を当てるということ、そして、息止めに関しても、MRIは息を吐いてから止めるのに対し、CTは吸ってから止めるという違いがあります。その点ではCTの方が楽と言えるでしょう。ただし、部位によっては息止めを繰り返すこともあるので、技師の指示に従ってください。

最近では、ヘリカル(らせん、スパイラル)CTやマルチスライスCTといったものもあり、脊柱管狭窄症の診断にも利用されているようですが、装置自体が高価なため、設置している施設がまだ少ないのが現状のようです。

CTを進化させたものが、ヘリカルCTです。ヘリカルとはらせんという意味で、CTは単に断面撮影をしますが、ヘリカルCTはらせん状に撮影するため、臓器のあらゆる方向から切り目のない画像を撮ることができます。また、3D立体画像として写し出すことも可能です。

ですが、ヘルカルCTはX線照射が弱いため、大柄な人を撮影すると普通のCTと比較して粒状感のある画像になってしまったり、内臓によっては組織の違いが画像の混乱を引き起こして、腫瘍があるように写し出してしまうことがあるようですが、この点については脊柱管狭窄症は腫瘍が原因ではないので問題ないでしょう。検査時間は、CTよりも短くすみます。

そして、ヘリカルCTの弱点を改良したのがマルチスライスCTです。ヘリカルCTはX線検出器が1列のみでしたが、マルチスライスCTは複数列になり、1度のX線照射でその複数同時に撮影するので、スライス画像間にずれが生じない、X線の被爆量が少なくてすむ、撮影時間が大幅に短縮できるという長所があります。

また、撮影時間の短縮で、脊柱管狭窄症になりやすい高齢者でも鮮明な画像を撮ることができるようになりました。マルチスライスCTも、3D立体画像が可能です。

CTに関しても、造影剤を使用する場合があります。

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