腰部脊柱管狭窄症の症状としては、腰痛、下肢のしびれ、坐骨神経痛のような痛みの他に、歩いたり立っていたりすると症状が出て、座ってしばらく休むと症状が和らいでまた歩けるようになる、という症状も典型的なものです。
これを間歇性跛行といい、横になっている時や椅子に座っている時は何の症状も出ませんが、歩行中にしびれや痛みが下肢に広がり、腰を前に曲げたり座るなどして休まなければならなくなります。休めば下肢のしびれや痛みが急速になくなるので再び歩行できるようになりますが、歩いているうちにまた同じ症状が出てきます。
この間歇性跛行のため、近くまでの買い物はもちろん、歩いて遠出することができなくなり、悪化すると、家の中の移動でさえも困難になります。男性の場合、小便が済むまでの間でさえ立っていられなくなることもあります。
しかし、自転車に乗っている姿勢が腰を丸めている状態となり、腰を丸めることで脊髄が伸び、狭くなってしまった脊柱管に当たらないため、自転車での外出は差し支えありません。
腰痛はさほど気にならないという人もいるようですが、腰痛のある人の場合、腰が伸びた状態を続けていると症状が強くなりますので、長い時間そのような姿勢になることは避けてください。
手術についてですが、昔からの方法として椎弓切除術(脊椎の後ろ側の骨を切除して脊柱管を拡大し、神経の圧迫を取り除く)がありますが、手術後の脊椎の安定が悪くなるなどし、症状が悪化するという問題がありました。それを克服するために多くの改良がされ続け、現在は2つの方向性があるようです。その詳細は、別途説明します。
手術をして全く症状がなくなるという人もいるようですが、いずれにしても、すぐにというわけではないようです。症状がなくなる確立も100%ではないので、手術の意味としては、基本的には症状を軽くするもので、実際に手術してみなければ手術後のことはわからないというのが現状です。
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